フ罪は七大罪のうち最も重き罪なれば最も低き處に淨めらる
一〇三―一〇五
或ひは「その好む習なる奇《めづら》しき物をみんとて眺むることにのみ凝れるわが目も、たゞちに彼の方にむかへり」
一〇六―一〇八
罪を淨むる者の苦しみ甚だ大なるを聞きて心臆し、悔改めの道を離るゝは非也
一〇九―一一一
苦しみの大なるをのみ思はずして後の福をおもへ、またいかに惡しき場合にても最後の審判の日到ればその苛責止むをおもへ
一一五―一一七
【わが目も】はじめは人の姿なるや否やを判じえざりしなり
一一八―一二〇
【石】罪の性質に應じて罰を異にすること地獄に於けるに同じ、世に自ら高うせる者今大石を負うて地にかゞむ
【なやむ】si picchia(打たるゝ、自ら打つ)註釋者多くはこれを罪を悔いて己が胸をうつ意に解すれど大石を負うて低くかゞめる者にふさはしからざるに似たり
一二四―一二六
【靈體の蝶】l'angelica farfalla(天使の如き蝶)人の魂。蟲の羽化して飛ぶどとく、我等の魂肉體をはなれ己が罪をかくさずしてゆいて審判をうくるなり
一二七―一二九
世に住む人の完全ならざるをいひてその高慢を誡めしなり
一三〇
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