ミより生ずる樂しみによりて汝の智暗むことなかりせば
【エルザ】アルノの支流。その水多くの礦分を含みてよく物の上層を化石すといふ
【ピラーモ】ピュラモス(ピラーモ)の血に桑の染みしごとく(淨、二七・三七―九並びに註參照)汝の智かゝる樂しみに染ますば
七〇―七二
【多くの事柄】汝のしたしく見し種々の出來事
七三―七八
【書きざるも】智暗みてわが言をあきらかに心に書きしるす能はずとも少なくもその形をとゞめて
【巡禮】聖地に旅する巡禮等その記念として棕櫚にて卷ける杖を携へ歸る如く汝もこの地歴程の記念としてわが言を携へ歸れ
八五―八七
【學べるところ】世の學問のいかなるものなるやを自ら知りてその教へのわが教へに遠ざかるを見
八八―九〇
【天】第九の天即ちプリーモ・モービレ。(イザヤ、五五・九參照)
九七―九九
レーテの水を飮むは過去の罪を忘るゝためなり、罪を忘るゝはわするべき罪ある證《あかし》なり
【他に移りし】天上の教へを棄てて世上の教へを求め、聖道を離れて世道を踏めること
一〇〇―一〇二
我今より後わが言葉を明瞭にして汝にさとり易からしめむ。粗き目[#「粗き目」に白丸傍点]は不充分なるさとりの力
一〇三―一〇五
【いよ/\】正午の太陽は光殊に強く※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]轉殊におそしとみゆ
【見る處の】正午即ち太陽の過ぐる子午線の位置は經度の異なるに從つて異なる意か
【亭午の圈】子午線
一〇九―一一一
【仄闇き蔭】林の
一一二―一一四
【エウフラーテスとティーグリ】エウフラテス、チグリス。エデンの園よりいづる四の川の中第四と第三の川の名(創世記、二・一〇以下)
一一八―一二三
【人のごとく】速かに
【告げたり】淨、二八・八八以下
一二四―一二六
他に強く心を惹くものあれば人屡※[#二の字点、1−2−22]記憶の力を失ふ、思ふに彼ダンテもまたかゝるもの(ベアトリーチェの姿及びその詞、木と輦《くるま》に關する種々の不思議なる現象等)の爲に汝が先に教へし事を今思ひ出づる能はざるならむ
一二七―一二九
【エウノエ】〔Eunoe'〕善事を記憶せしむる川にて(淨、二八・一二七以下參照)その名とともにダンテの創意にいづ
【力】己が善行を憶ひ起す力
一三〇―一三一
心たふとくやさしき人は他人の願ひ、言語または擧動によりて外部にあらはるれば言《こと》に托《よ》せてその願ひを辭
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