フ亂(地、二一の九四―六註參照)に赴けることあればダンテの彼を見しはこの頃の事なるべし、又ヴァンニのピストイアに暴を行へる(乃ち血の人)事につきてはスカルタッツィニの註にくはし
一三三―一三五
【汝】白黨の一人なる
一三六―一三八
【盜人】この事古註に詳なりされど古註の傳ふるところ悉く事實なるや疑はし今その概略をいはんに、一二九三年ヴァンニは二人の同類をかたらひ金銀の飾美しき聖ヤコブの寶藏(寺の名を聖ツェノネといふ)に忍び入り多くの寶物を盜み出し發覺の憂をからんためこれをその知人の家にかくし置きたり、盜難の報四方に傳はるに及びあまたの嫌疑者捕へられて拷問をうけしその中にラムピーノといへるもの苛責の苦しみに堪へずして無實の罪を負ひ將に刑せられんとす、ラムピーノはヴァンニの友なりければヴァンニこれを冤に死せしむるにしのびず自ら罪状を市吏に具申し共犯者と共に刑に服せり(或ひはヴァンニ罪を他人に歸して自ら刑を免かれきともいふ)
一四二―一四四
【ピストイア】一三〇一年ピストイアの白黨はフィレンツェの助けをかりて黒黨を市外に逐へり(ピストイアが黒白兩黨の分爭を見るにいたれるはその前年なり)
【フ
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