ノ終り且つ記すに俗語を以てしたればなりといへり
第十七曲
ジェーリオネ岸にあらはれて後ダンテは導者と別れてそのあたりなる第三の圓第三種の罪人即ち高利貸の群に入りこゝにフィレンツェ及びパードヴァの人々な見、やがてかへりて導者と共にジェーリオネの背に跨がり斷崖を下りて第八の地獄にいたる
一―三
【獸】ジェーリオネ(ゲリュオン)ダンテはたゞ名を傳説に借りるに過ぎす、神話に見ゆるジェーリオネはヘラクレスに殺されし三頭三體の巨人にて『神曲』中のものと全く異なればなり
ジェーリオネは欺罔の象徴なり、尖れる尾を持つは人を害するをいひ山を越え垣と武器を毀つは自然も人工もその行方を遮りとゞむること能はざるを示せるなり
四―六
【踏來れる石】詩人等の歩み來れるフレジェトンタの岸
一〇―一二
ロセッテイ(G. Rossetti)曰、欺罔はまづ義人の顏によりて人の信を得次にいろどれる體をもて人を惑はし後尖れる尾を動かして人を撃つと
一三―一五
【係蹄】人を誘ひ陷るゝしるし
【小楯】欺罔を蔽ひかくすしるし
一六―二四
韃靼人《タルターロ》及びトルコ人共に織物にて名高かりしなり
【アラーニエ】アラク
前へ
次へ
全374ページ中275ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
ダンテ アリギエリ の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング