め、このひそかなる路に入り、しばしの休《やすみ》をだにもとむることなく 一三三―一三五
わが一の圓き孔の口より天の負《お》ひゆく美しき物をうかゞふをうるにいたるまで、彼第一に我は第二に上《のぼ》りゆき 一三六―一三八
かくてこの處をいでぬ、再び諸※[#二の字点、1−2−22]の星をみんとて 一三九―一四一
[#改丁]
註
第一曲
ダンテ路を失ひて暗き林の中に迷ふ、會※[#二の字点、1−2−22]一丘上に光明を認め之に向ひて進む、されど豹、獅子、狼の出でゝ路を塞ぐにあひ再び林にかへらんとす、この時ウェルギリウスこれにあらはれて救ひの道を示し三界の歴程を勤め且つ自ら導者となりてまづ地獄、淨火をめぐらんと告ぐ
一―三
【正路】有徳の路
【半】詩人三十五歳の時、人生を七十と見做してその半にあたるをいふ(詩篇、九〇・一〇及びダンテの『コンヴィヴィオ』四・二三、八八以下參照)
ダンテの生れしは一二六五年なり、故に『神曲』示現の時は一三〇〇年聖金曜日の前夜にはじまる(地、二・一註參照)一三〇〇年はダンテがフィレンツェのプリオレとなりし年又ローマに有名なる大會式(ジュビレ
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