しろ》に寄せたり 七―九
我は既に魂等全く掩《おほ》ひ塞《ふさ》がれ玻璃の中なる藁屑《わらくづ》の如く見え透《す》ける處にゐたり(これを詩となすだに恐ろし) 一〇―一二
伏したる者あり、頭を上にまたは蹠《あしうら》を上にむけて立てる者あり、また弓の如く顏を足元《あしもと》に垂れたる者ありき 一三―一五
我等遠く進みし時、わが師は昔姿美しかりし者を我にみすべき機《おり》いたれるをみ 一六―一八
わが前をさけて我にとゞまらせ、見よディーテを、また見よ雄々《をゝ》しさをもて汝を固《かた》むべきこの處をといふ 一九―二一
この時我身いかばかり冷《ひ》えわが心いかばかり挫《くじ》けしや、讀者よ問ふ勿れ、言《ことば》及ばざるがゆゑに我これを記《しる》さじ 二二―二四
我は死せるにもあらずまた生けるにもあらざりき、汝|些《すこし》の理解《さとり》だにあらば請ふ今自ら思へ、彼をも此をも共に失へるわが當時のさまを 二五―二七
悲しみの王土の帝《みかど》その胸の半《なかば》まで氷の外《そと》にあらはれぬ、巨人をその腕に比ぶるよりは 二八―
我を巨人に比ぶるかたなほ易し、その一部だにかくのごとくば之に適《か
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