やを見よ 一三〇―一三二
また汝わが消息《おとづれ》をもたらすをえんため、我はベルトラム・ダル・ボルニオとて若き王に惡を勸めし者なるをしるべし 一三三―一三五
乃ち我は父と子とを互に背くにいたらしめしなり、アーキトフェルがアブサロネをよからぬ道に唆《そゝの》かしてダヴィーデに背かしめしも 一三六―
この上にはいでじ、かくあへる人と人とを分てるによりて、わが腦はあはれこの體《からだ》の中なるその根元《もと》より分たれ、しかして我これを携ふ ―一四一
應報の律《おきて》乃ち斯くの如くわが身に行はる 一四二―一四四
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第二十九曲
多くの民もろ/\の傷はわが目を醉はしめ、目はとゞまりて泣くをねがへり 一―三
されどヴィルジリオ我に曰ふ、汝なほ何を凝視《みつむ》るや、何ぞなほ汝の目を下なる幸なき斬りくだかれし魂の間にそゝぐや 四―六
ほかの嚢《ボルジヤ》にては汝かくなさゞりき、もし彼等をかぞへうべしとおもはゞこの溪|周圍《めぐり》二十二|哩《ミーリア》あるをしるべし 七―九
月は既に我等の足の下にあり、我等にゆるされし時はや殘り少なきに、この外にもなほ汝の見るべきものぞあ
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