るさく、我は悔いまた自白して身を棄てき、かくして救ひの望みはありしをあゝ幸《さち》なし 八二―八四
第二のファリセイびとの王ラテラーノに近く軍《いくさ》を起し、(こはサラチーノ人またはジュデーア人との戰ひにあらず 八五―八七
その敵はいづれも基督教徒《クリスティアーノ》にてしかもその一人《ひとり》だにアークリに勝たんとてゆきまたはソルダーノの地に商人《あきびと》たりしはなし) 八八―九〇
おのが至高の職をも緇衣の分をもおもはず、また帶ぶるものいたく瘠するを常とせし紐《ひも》のわが身にあるをも思はず 九一―九三
あたかもコスタンティーンが癩を癒されんとてシルヴェストロをシラッティに訪へる如く、傲《たかぶり》の熱を癒されんとて 九四―
この者我を醫《くすし》として訪へり、彼我に謀を求め我は默《もだ》せり、その言《ことば》醉へるに似たりければなり ―九九
この時彼我に曰ふ、汝心に懼るゝ勿れ、今よりのち我汝の罪を宥さん、汝はペネストリーノを地に倒さんためわがなすべき事を我に教へよ 一〇〇―一〇二
汝の知る如く我は天を閉ぢまた開くをうるなり、この故に鑰《かぎ》二あり、こは乃ち我よりさきに位にあり
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