Bフィレンツェ軍が常に戰ひに勝ち、旗を敵手に委ねしことなき意
一五四
【紅に】市の昔の紋章は赤地に白の百合なりしが一二五一年グェルフィこれを變へて白地に赤の百合となせり
第十七曲
カッチアグイーダさらにダンテの問いに答へてその行末の事を豫言し、これに流刑の憂さつらさを告げ、かつその冥界の見聞を忌憚なく世に傳へんことを勸む
一―三
【者】パエトン(フェトン)。父アポロン(日)に請ひその許をえて火車を轉らせるため慘死す(地、一七・一〇六―一四註參照)、これ世の父たる者をして子の請ふ所に戒心せしむる一教訓なり
【クリメーネ】クリュメネー。パエトンの母。エパポス(ゼウスとイノの間の子)なる者パエトンを罵り汝は母のたゞ言を信じて父ならぬ父に誇るといふ、パエトン即ち母の許に行き己が父の果して日の神なるや否やを質《たゞ》せり(オウィディウスの『メタモルフォセス』一・七四八以下參照)
四―六
【彼の如く】パエトンがエパポスの言を聞きて眞を知らんと欲するの情切なりし如く、ダンテは己が未來に關しファリナータ(地、一〇・七九以下)、ブルネット(地、一・六一以下)、クルラード(淨、八・一三三以下
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