轤驕Tなり、黒の白にかはるは刪除せらるゝなり
五二―五四
【この光のなかにて】即ちわが衷《うち》にて
【淑女】ベアトリーチェ
五五―五七
【第一の思ひ】一切の思ひの本源なる神
【一なる】一なる數、發して他の凡ての數となり、他の凡ての數皆一に歸す、ゆゑに一を知るは他の凡ての數を知るなり。かくの如くわれら聖徒は絶對の一にして一切の思ひの源なる神を視るにより、よく人の思ふ所を知るをうるなり
【五と六】一以外の數をいふ、定數をもて不定數を表はせるなり
六一―六三
【大いなるも】天上の聖徒達はその享くる福に多少あれども、いづれも神(鏡[#「鏡」に白丸傍点])によりて、人の思ふ所を知る
六四―六六
わが聖なる愛は我をしてたえず神を視しめ、また常に善き願ひを起さしむ、汝問はざるも我既に汝の疑ひを知り、汝謂はざるも、愛我をして答へしむ、されど汝口づから汝の願ひを言現はさばわが愛是によりていよ/\滿足するにいたらむ
七〇―七二
【一の徴を與へ】オックスフォード版によれり、異本「ほゝゑみて肯ひ」
七三―七五
以下八四行まで、天上にては智よく情に伴ひ思ひを言現はすこと自由なれども、人間にありては然らず、ゆゑ
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