もし彼等に新なる隣人《となりびと》等|微《なか》りせば、ボルゴは今愈※[#二の字点、1−2−22]よ靜なりしならむ 一三三―一三五
義憤《ただしきいかり》の爲に汝等を殺し汝等の樂しき生活を斷《た》ち、かくして汝等の嘆を生み出せる家は 一三六―一三八
その所縁《ゆかり》の家族《やから》と倶《とも》に崇《あが》められき、あゝブオンデルモンテよ、汝が人の勸《すゝ》めを容《い》れ、これと縁《えにし》を結ぶを避けしはげにいかなる禍《わざは》ひぞや 一三九―一四一
汝はじめてこの邑《まち》に來るにあたり神汝をエーマに與へ給ひたりせば、多くの人々今悲しまで喜べるものを 一四二―一四四
フィオレンツァはその平和終る時、犧牲《いけにへ》をば、橋を護《まも》るかの缺石《かけいし》に獻げざるをえざりしなりき 一四五―一四七
我はフィオレンツァにこれらの家族《やから》と他の諸※[#二の字点、1−2−22]の家族とありて、歎くべき謂れなきまでそのいと安らかなるを見たり 一四八―一五〇
またこれらの家族《やから》ありて、その民榮えかつ正しかりければ、百合は未だ倒《さかさ》に竿に着けられしことなく 一五一―一五三
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