等なだゝる市民のはや倒れかゝるを見 八八―九〇
またラ・サンネルラ及びラルカの家長《いへをさ》、ソルダニエーリ、アルディンギ、及びボスティーキ等のその舊《ふる》きがごとく大いなるを見たり 九一―九三
今新なるいと重き罪を積み置く――その重さにてたゞちに船を損ふならむ――かの門の邊《ほとり》には 九四―九六
ラヴィニアーニ住み居たり、伯爵《コンテ》グイード、及びその後貴きベルリンチオーネの名を襲《つ》げる者皆これより出づ 九七―九九
ラ・プレッサの家長《いへをさ》は既に治むる道を知り、ガリガーイオは黄金裝《こがねづくり》の柄《つか》と鍔《つば》とを既にその家にて持てり 一〇〇―一〇二
「ヴァイオ」の柱、サッケッティ、ジユオキ、フィファンティ、バルッチ、ガルリ、及びかの桝目の爲に赤らむ家族《やから》いづれも既に大なりき 一〇三―一〇五
カルフッチの出でし木の根もまた既に大なりき、シツィイとアルリグッチとは既に貴《たか》き座に押されたり 一〇六―一〇八
かの己が傲慢《たかぶり》の爲遂に滅ぶにいたれる家族《やから》もわが見し頃はいかなりしぞや、黄金《こがね》の丸《たま》はそのすべての偉業をもて
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