は皆集まって来て、牟田先生を一番いいお客として歌吉と広子の婚礼のやり直しをしましたが、皆二人の姿の立派になったのを驚くと一所に、牟田先生のエライのに感心をしました。
 歌吉と広子はそれから村に居て、両親に孝行をしました。そうして牟田先生を崇《あが》めました。
 牟田先生はこの村に居ていろんな病人を治してやり、自分も大層長生きをしました。



底本:「夢野久作全集1」ちくま文庫、筑摩書房
   1992(平成4)年5月22日第1刷発行
※底本の解題によれば、初出時の署名は「三鳥山人《みどりさんじん》」です。
入力:柴田卓治
校正:江村秀之
2000年5月18日公開
2006年5月3日修正
青空文庫作成ファイル:
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