暗黒公使《ダーク・ミニスター》
夢野久作
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)暗黒公使《ダーク・ミニスター》
|:ルビの付いていない漢字とルビの付く漢字の境の記号
(例)下宿|住居《ずまい》をして、
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(例)※[#「※」は「目+爭」、第3水準1−88−85、17−14]《みは》らせられて、
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)吾々《われ/\》
−−
[#テキストの中で4種類の文字の大きさを注記している。それぞれの大きさは、特大文字>大文字>中文字>(通常の本文の文字)>小文字]
はしがき
「暗黒公使《ダーク・ミニスター》」なるものはどんな種類の人間でどんな仕事をするものかというような事実を、如実に説明した発表は、この秘録以外に余り聞かないようである。又そんな事実を自由に発表し得る立場に居る人物も、考えてみると余り居ないようである。
その意味に於てこの発表は、或《あるい》は空前のものかも知れない。
この外交秘録を発表するに当って、何よりも先にお断り
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