又は書物に書いたりしますと。エライエライと皆|賞《ほ》め立てます。下層社会の人気が集まる。資本家倒せの輿論《よろん》が高まる……スカラカ、チャカポコチャカポコチャカポコ……
▼あ――ア。富豪倒せの輿論が高まる。そこで富豪が厄鬼《やっき》となります。そんな主張や輿論を掲げた。雑誌新聞デスクに投げ出し。これをどうしてくれるかなんどと。葉巻片手に政府を責めます。そこで政府は大いに困る。困る筈だよ政府の連中は。そんな富豪の番頭さんなら。御機嫌取らなきゃ立場があぶない。次の選挙の費用が貰えぬ。なれど個人の自由は自由じゃ。国の掟にちっとも触れない。筋道通った立派な人物。正義の味方の学者や牧師を。まさか追立て喰わせもならず。況《ま》して牢屋へ入れたりしたらば。エライ輿論の反対受けます。そこで思案に詰まった揚句が。裏の裏行くキチガイ地獄じゃ。そんな学者や牧師の中でも。首領株だけ眼星をつけて。お手の物なら刑事を使って。狙うているとは夢露《ゆめつゆ》知らずに。タッタ一人で淋しい処を。歩く後から足音忍ばせ。アットいう間に引ずり倒して。精神病者を押えた形式《かたち》で。大きな手錠と足錠かけます。顔に当てがう
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