用いる鼻で嗅がせる気附薬、炭酸アムモニウムのこと。酢はやはり嗅剤で気附薬にしたもの。
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〔第五章 酒店〕
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サン・タントワヌ パリーの東方の廓外、バスティーユ牢獄とセーヌ河との間の一区域。下層階級の住んでいた地域であった。
やがて、そういう葡萄酒もまた………… 革命の勃発を暗示するのである。「そういう葡萄酒」とは、もちろん、前文の「血」をさす。フランス革命はこのサン・タントワヌにおける暴動から始ったのである。
サン・タントワヌの聖なる御顔………… サン・タントワヌはキリスト教教父の聖《サント》アントワヌ(英語読みならば聖《セント》アントニー)の名をとった地名であるので、ここではその語を街と聖者との両方にかけたのである。このサン・タントワヌの擬人法は、この物語では、この後にしばしば用いられている。
実際それらは海上に………… この「灯」はフランスの運命を、「船」は国を、「船員」は国民を、「嵐」は革命を象徴するのであろう。
痩せこけた案山子たち 貧民をさす。「案山子」という語は「襤褸を著た人」をも意味するからであ
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