縁の彫刻である。
少し外国訛りがあったが…………  その理由は少し後になって判明する。
ボーヴェー  パリーの北方約四十マイルのところにある都市。カレーからパリーへ行く途にある。
ムシュー  フランス語の「‥‥氏」、「‥‥さん」、「‥‥君」に当る語。本篇では、もちろん、フランス人の名前に附けてある。また、フランス人が紳士に対する呼掛け語としてもこの語を用いる。
書入れしてない書式用紙に…………  当時、フランスの王は御璽で封印した逮捕または拘禁の秘密令状を寵臣貴族たちに与えたのであった。ゆえに、彼等はその令状に誰でも彼等の欲する者の名を書き入れて、その者を裁判なしにただちに投獄することが出来たのである。
九ペンスの九倍は…………  ペンスもギニーもイギリスの貨幣で、十二ペンスが一シリングであり、一ギニーは二十一シリングに当る。
親衛歩兵の……桝目のもの  イギリスの親衛歩兵第一聯隊の兵は大きなバケツ型の毛皮の帽子をかぶっている。それを「桝」に喩えて滑稽に言ったのであろう。
スティルトン乾酪  もとイングランドのスティルトン村で造り始めた上等のチーズ。
嗅塩と……酢と  嗅塩は婦人などに
前へ 次へ
全341ページ中304ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
佐々木 直次郎 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング