食事時になったが、それでもまだ何百の人々は来ない。この小さな家庭の切※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]しでは、プロス嬢は台所の方面を引受けていて、いつもそれを驚くほど見事にやってのけた。彼女のこさえる食事は、ごく質素な材料のものでありながら、非常に上手に料理して非常に上手によそってあり、半ばイギリス風で半ばはフランス風で、趣向が非常に気が利いていて、どんな料理も及ばないくらいであった。プロス嬢の交際というのは徹底的に実際的な性質のもので、彼女は、何枚かの一シリング銀貨や半クラウン銀貨で誘惑されて料理の秘訣を自分に知らしてくれそうな貧窮したフランス人を捜して、ソホーやその近隣の区域を荒し※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]るのであった。そういうおちぶれたゴール人の子孫★たちから、彼女は実に不思議な技術を習得していたので、そこの家婢である婦人と少女なぞは、彼女を、一羽の禽、一疋の兎、菜園にある一二種の野菜を取って来させて、そういうものを何でも自分の好きなものに変えてしまうような、女魔法使か、シンダレラの教母★のように思い込んでいるほどであった。
 日曜日には、プロス嬢は医師
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