魂を考へて行けば、いろんな古代の信仰問題が訣つて来ると思ひます。万葉集の歌にも、従来の研究では、半分位しか意味の訣らないものも沢山ありましたが、さうした点も追つて、十分理会が出来る様になるでせう。
既に皆さんが正しいものと考へてゐる知識も、今は改める必要のある事、そして今迄、問題にならなかつた事を、新しく問題にとりあげる必要があるといふ事を、今日はお話ししたのです。
底本:「日本の名随筆62 万葉(二)」作品社
1987(昭和62)年12月25日第1刷発行
1996(平成8)年10月30日第8刷発行
底本の親本:「折口信夫全集 第九巻」中央公論社
1955(昭和30)年12月発行
入力:門田裕志
校正:多羅尾伴内
2003年12月27日作成
青空文庫作成ファイル:
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