日本文学の発生
折口信夫
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)遺《オト》すまい
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)保護|凡《およそ》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「木+僚のつくり」、395−1]
[#…]:返り点
(例)加[#二]後字[#一]
[#(…)]:訓点送り仮名
(例)出雲[#(ノ)]国造家
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)いろ/\の
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
−−
[#ここから3字下げ]
何度目かの日本文学の発生を書くことになつた。此には、別に序説のやうなものがあつて、此文章と殆ど同時に発表することになつてゐるから、具体的なことを、落ちついて書き進めても、さし支へはないのだと言ふ、安堵のやうなものがあつて、之を書くことが、今のうちは、愉しい気がする。どうぞ、この心持ちが、いつまでも続いてくれるやうにと考へながら、書き出しを作る。
[#ここで字下げ終
次へ
全63ページ中1ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
折口 信夫 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング