の役目をするのが、ひも[#「ひも」に傍線]であつた。かう言ふ若い神たちには、中心となる神があつた。此等眷属を引き連れて来て、田植ゑのすむまで居て、さなぶり[#「さなぶり」に傍線]を饗《ウ》けて還る。此群行の神は皆簑を着て、笠に顔を隠してゐた。謂はゞ昔考へたおに[#「おに」に傍線]の姿なのである。
底本:「折口信夫全集 2」中央公論社
1995(平成7)年3月10日初版発行
底本の親本:「古代研究 民俗学篇第一」大岡山書店
1929(昭和4)年4月10日発行
初出:「民族 第二巻第六号」
1927(昭和2年)年9月
「民族 第三巻第二号」
1928(昭和3年)年1月
※底本の題名の下に書かれている「昭和二年九月、三年一月「民族」第二巻第六号、第三巻第二号」はファイル末の「初出」欄に移しました。
※訓点送り仮名は、底本では、本文中に小書き右寄せになっています。
※平仮名のルビは校訂者がつけたものである旨が、底本の凡例に記載されています。
※「媛」と「姫」の混在は底本通りにしました。
入力:門田裕志
校正:多羅尾伴内
2004年1月24日作成
2005年1
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