それを発見する事が出来ず、発見する道程として、積んで来た努力は、一歩一歩新しい詩体に近づこうとして、ここに凡《およそ》それを捉える時期に到達したのである。ここでわれわれの前に横わっているものは、翻訳せられた外国詩の多くであって、これが日本の詩のおもむくべき方向を示しているものと言う事に考え到る訣である。外国詩の内容を内容とするに至って、外国詩の様式を様式とし、自ら孕《はら》まれる内容こそ思うべきものなのである。
底本:「昭和文学全集 第4巻」小学館
1989(平成元)年4月1日初版第1刷発行
1994(平成5)年9月10日初版第2刷発行
入力:門田裕志
校正:仙酔ゑびす
2007年4月4日作成
青空文庫作成ファイル:
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