かたわら》の田の畔《くろ》に竹枝を立て書いた物を掛け置いた。見れば百姓の所為らしい落書だった。その文句に「一[#「一」に白丸傍点]めいわく仕《つかまつ》るはに[#「に」に白丸傍点]がにがしき御仕置《おしおき》にて、さん[#「さん」に白丸傍点]ざんし[#「し」に白丸傍点]ほうけご[#「ご」に白丸傍点]んご道断なり。六[#「六」に白丸傍点]月の日てりには七[#「七」に白丸傍点]貧乏をかかげはち[#「はち」に白丸傍点]をひかくふせい、く[#「く」に白丸傍点]にに堪忍なるように十[#「十」に白丸傍点]分にこれなくとも仰せ付けられ下さるべく候」と書き付けてあり、幽斎大いに笑い、閑雪という側坊主を召してその紙の奥に書かせたは、「十[#「十」に白丸傍点]分の世の中にく[#「く」に白丸傍点]せ事を申す百姓かな、八[#「八」に白丸傍点]幡聞かまじきとは思えども、七[#「七」に白丸傍点]生よりこの方《かた》六[#「六」に白丸傍点]になきは地下《じげ》の習い、ご[#「ご」に白丸傍点]くもんに懸るかし[#「し」に白丸傍点]ばりて腹をいんと思えども、さん[#「さん」に白丸傍点]りんに隠れぬれば、に[#「に」に白
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