暑やや寒き地で、冬中|※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−55]《がく》は蟄伏する(フムボルト『回帰線内墨州紀行《トラヴェルス・ツー・エクエノクチカル・アメリカ》』英訳十九章)。シュワインフルトの『亜非利加の心臓《イム・ハーツュン・フォン・アフリカ》』十四章に、無雨季節には※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−55]いかな小溜水にも潜み居ると言い、パーキンスの『亜比西尼住記《ライフ・イン・アビッシニヤ》』二十三章に、※[#「魚+王の中の空白部に口が四つ」、第3水準1−94−55]その住むべき水より、遠距離なる井の中に住んで毎度羊を啖《くら》いしが、最後に水汲みに来た少女を捉《と》り懸りて露《あら》われ殺された由見ゆ。支那書に見ゆる蟄竜や竜、井の中に見《あら》われた譚は、こんな事実を大層に伝えたなるべし。それからトザーの『土耳其高地の研究《レサーチス・イン・ゼ・ハイランズ・オヴ・ターキー》』巻二に、近世リチュアニア、セルビア、ギリシア等で、竜《ドラコン》は竜の実なく一種の巨人《おおびと》采薪《たきぎとり》狩猟《かり》を事とし、人肉を食うものとなり
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