いに助長したは疑いを容《い》れず。『類函』四三七に〈『拾遺記』に曰く、方丈の山東に竜場あり、竜皮骨あり、山阜《さんぷ》のごとし、百|頃《けい》に散ず、その蛻骨の時に遇えば生竜のごとし、あるいはいわく竜常にこの処に闘う、膏血《こうけつ》流水のごとしと。『述異記』に曰く、普寧県に竜葬の洲《す》あり、父老いう竜この洲において蛻骨す、その水今なお竜骨多し、按ずるに山阜|岡岫《こうしゅう》、竜雲雨を興すもの皆竜骨あり、あるいは深くあるいは浅く多く土中にあり、歯角脊足|宛然《さながら》皆具う、大なるは数十丈、あるいは十丈に盈《み》つ、小さきはわずかに一、二尺、あるいは三、四寸、体皆具わる、かつて因って采《と》り取《あつ》めこれを見る、また曰く冀州|鵠山《こくさん》に伝う、竜千年すなわち山中において蛻骨す、今竜岡あり、岡中竜脳を出す〉。件《くだん》の竜葬洲は今日古巨獣の化石多く出す南濠州の泥湖様の処で、竜が雲雨を興す所皆竜骨ありとは、偉大の化石動物多き地を毎度風雨で洗い落して夥しく化石を露出するを竜が骨を蛻《ぬぎか》え風雨を起して去ると信じたので、原因と結果を転倒した誤解じゃ、『拾遺記』や『述異記』
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