學究漫録
朝永三十郎

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【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)律動《リズム》

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]

/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)先づ/\

〔〕:アクセント分解された欧文をかこむ
(例)〔U:bel〕
アクセント分解についての詳細は下記URLを参照してください
http://aozora.gr.jp/accent_separation.html
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[#ここから1字下げ]
[#ここから1段階小さな文字]
是れは實驗の結果ではなくして、唯、學究的の觀察に過ぎぬのであります。
[#ここで1段階小さな文字終わり]
[#ここで字下げ終わり]

     一 苦に對する三種の態度

 苦を脱するために苦に對する我々の態度に大凡三種の別があるだらうと思はれます。第一は苦をあきらめる[#「あきらめる」に白丸傍点]のである。第二は苦と健鬪する[#「健鬪する」に白丸傍点]
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