らい子じゃ! どうだい、君はあそこに下がっていた、あの賞牌を取った七面鳥が売れたかどうか知っているかね。――小さい方の賞牌つき七面鳥じゃないよ、大きい方のだよ?」
「なに、あの僕位の大《で》っかいのかい」と、少年は聞き返した。
「何て愉快な子供だろう!」と、スクルージは云った。「この子と話しをするのは愉快だよ。ああそうだよ! 阿兄《にい》さん!」
「今でもあそこに下がっているよ」と、少年は答えた。
「下がってるって?」と、スクルージは云った。「さあ行って、それを買って来ておくれ。」
「御戯談でしょ」と、少年は呶鳴った。
「いや、いや」と、スクルージは云った。「私は真面目だよ。さあ行って買って来ておくれ。そして、ここへそれを持って来るように云っておくれな。そうすりゃ、私が使の者にその届け先を指図してやれるからね。その男と一緒に帰ってお出で、君には一シリング上げるからね。五分経たないうちに、その男と一緒に帰って来ておくれ、そうしたら半クラウンだけ上げるよ。」
少年は弾丸《たま》のように飛んで行った。この半分の速力で弾丸を打ち出すことの出来る人でも、引金を握っては一ぱし確かな腕を持った打ち
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