大それた嘘の仲間入りをするよりはと、自分で自分を喰い留めてしまった。
「精霊殿、これは貴方のお子さん方ですか。」スクルージはそれ以上云うことが出来なかった。
「これは人間の子供達だよ」と、精霊は二人を見下ろしながら云った。「彼等は自分達の父親を訴えながら、俺に縋り着いているのだ。この男児は無知である。この女児は欠乏である。彼等二人ながらに気を附けよ、彼等の階級のすべての者を警戒せよ。が、特にこの男の子に用心するがいい、この子の額には、若しまだその書いたものが消されずにあるとすれば、『滅亡』とありあり書いてあるからね。それを否定して見るがいい!」と、精霊は片手を町の方へ伸ばしながら叫んだ。「そして、それを教えてくれる者をそしるがいい。それでなければ、お前の道化た目的のためにそれを承認するがいい。そして、そしてそれを一層悪いものにするがいい! そして、その結果を待っているがいい!」
「彼等は避難所も資力も持たないのですか」と、スクルージは叫んだ。
「監獄はないのかね」と、精霊は彼自身の云った言葉を繰返しながら、これを最後に彼の方へ振り向いて云った。「共同授産場はないのかな。」
 鐘は十二時
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