り出した。哀れな、賤しげな、怖ろしい、ぞっとするような、悲惨《みじめ》な者どもであった。二人は精霊の足許に跪いて、その着物の外側に縋り着いた。
「おい、こらッ、これを見よ! この下を見て御覧!」
 彼等は男の児と女の児とであった。黄色く、瘠せこけて、ぼろぼろの服装をした、顔を蹙めた、欲が深そうな、しかも自屈謙遜して平這《へたば》っている。のんびりした若々しさが彼等の顔をはち切れるように肥らせて、活き活きした色でそれを染めるべきところに、老齢のそれのような、古ぼけた皺だらけの手がそれをつねった[#「つねった」に傍点]りひねった[#「ひねった」に傍点]りして、ずたずたに引裂いていた。天使が玉座についても可いところに、悪魔が潜んで、見る者を脅し附けながら白眼《にら》んでいた。不可思議なる創造のあらゆる神秘を通じて、人類のいかなる変化も、いかなる堕落も、いかなる逆転も、それがいかなる程度のものであっても、この半分も恐ろしい不気味な妖怪を有しなかった。
 スクルージはぞっとして後退《あとずさ》りした。こんな風にして子供を見せられたので、彼は綺麗なお子さん達ですと云おうとしたが、言葉の方で、そんな
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