オまさないのと同じことです。
それから私は死なゝいのですから、まだ/\、いろんなものを見ることができます。昔、栄えた都が廃墟となったり、名もない村落が都となったり、大きな河が涸《か》れて小川となってしまったり、文明国民が野蛮人になったり、昨日の野蛮人が、今日の文明人になっていたり、そんなふうな移り変りを見ることができるのです。そして、まだ人間の知識では解けない、いろんな問題も解ける日が来るのを、それも見ることができるでしょう。」
私がこんなふうに答えると、紳士は、私の言ったことを、ストラルドブラグたちに、通訳して聞かせました。すると、彼等はにわかにガヤ/\と話しはじめました。なかには、失礼にも何かおかしそうに笑い出したものもいました。しばらくして通訳の紳士は、私にこう言いました。
「どうも、あなたはストラルドブラグというものを、考え違いしておられるようだと、彼等はそう言っています。
なにしろ、このストラルドブラグなるものは、この国にしかいないもので、バルニバービにも日本にも見ることはできません。前に私も使節として、バルニバービや日本へ行ったことがありますが、その国の人たちは、てん
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