ヲつゞけているのです。
彼の部屋は奇妙な品物で一ぱいでしたが、五十人の男たちが、彼の指図で働いていました。ある者は、空気をかわかして塊りにすることを研究していました。また、ある者は、石をゴムのように柔かくして、枕をこしらえようとしていました。生きた馬の蹄《ひづめ》のところを石にすることを考えている者もいました。
それから、これは私にはどうもよくわからないのですが、この有名な学者は、畑に籾《もみ》がらを蒔《ま》くことゝ、羊に毛の生えない薬を塗ることを、目下しきりに研究しているのだそうです。
私は道を横切って、向う側の建物に入りました。こゝの学士院には、学問の発明家がいるのでした。
私が最初に会った教授は、広い教室にいました。そこには四十人ばかりの学生が集っていました。教授は一つの便利な機械を考えていました。
その機械を使えば、どんな無学な人でも、何でも書けるのです。哲学、詩、政治学、数学、神学、そんなものが誰にでも、らくに書ける機械でした。教授は、その機械についていろ/\私に説明してくれました。
私はつゞいて国語学校を訪ねました。
こゝでは、三人の教授が国語の改良をいろ/\
前へ
次へ
全249ページ中167ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
スウィフト ジョナサン の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング