ヲつゞけているのです。
 彼の部屋は奇妙な品物で一ぱいでしたが、五十人の男たちが、彼の指図で働いていました。ある者は、空気をかわかして塊りにすることを研究していました。また、ある者は、石をゴムのように柔かくして、枕をこしらえようとしていました。生きた馬の蹄《ひづめ》のところを石にすることを考えている者もいました。
 それから、これは私にはどうもよくわからないのですが、この有名な学者は、畑に籾《もみ》がらを蒔《ま》くことゝ、羊に毛の生えない薬を塗ることを、目下しきりに研究しているのだそうです。
 私は道を横切って、向う側の建物に入りました。こゝの学士院には、学問の発明家がいるのでした。
 私が最初に会った教授は、広い教室にいました。そこには四十人ばかりの学生が集っていました。教授は一つの便利な機械を考えていました。
 その機械を使えば、どんな無学な人でも、何でも書けるのです。哲学、詩、政治学、数学、神学、そんなものが誰にでも、らくに書ける機械でした。教授は、その機械についていろ/\私に説明してくれました。
 私はつゞいて国語学校を訪ねました。
 こゝでは、三人の教授が国語の改良をいろ/\
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