こゝ》へ持込《もちこ》んだので、此《この》社は曩《さき》に稗史出版会社《はいししゆつぱんくわいしや》予約《よやく》の八犬伝《はつけんでん》を印刷《いんさつ》した事が有《ある》のです、山田《やまだ》は既《すで》に其作《そのさく》を版行《はんかう》した味《あぢ》を知つて居《ゐ》るが、石橋《いしばし》と私《わたし》とは今度《こんど》が皮切《かはきり》なので、尤《もつと》も石橋《いしばし》は前から団珍《まるちん》などに内々《ない/\》投書《とうしよ》して居《ゐ》たのであつたが、隠《かく》して見せなかつた、山田《やまだ》も読売新聞《よみうりしんぶん》へは大分《だいぶ》寄書《きしよ》して居《ゐ》ました、私《わたし》は天にも地にも唯《たゞ》一度《いちど》頴才新誌《えいさいしんし》と云《い》ふのに柳《やなぎ》を咏《えい》じた七言絶句《しちごんぜつく》を出した事が有るが、其外《そのほか》には何《なに》も無い、
扨《さて》雑誌を出すに就《つい》ては、前々《ぜん/\》から編輯《へんしう》の方《はう》は山田《やまだ》と私《わたし》とが引受《ひきう》けて、石橋《いしばし》は専《もつぱ》ら庶務《しよむ》を扱《あつ
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