硯友社の沿革
尾崎紅葉
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)夙《かね》て
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)自分|一人《ひとり》で
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)後※[#二の字点、1−2−22]《のち/\》
[#…]:返り点
(例)遊[#二]松島[#一]記
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)めい/\
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
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夙《かね》て硯友社《けんいうしや》の年代記《ねんだいき》を作つて見やうと云《い》ふ考《かんがへ》を有《も》つて居《ゐ》るのでありますが、書いた物は散佚《さんゐつ》して了《しま》ふし、或《あるひ》は記憶《きおく》から消え去つて了《しま》つた事実などが多い為《ため》に、迚《とて》も自分|一人《ひとり》で筆《ふで》を執《と》るのでは、十分な事を書く訳《わけ》には行かんのでありますから、其《そ》の当時《たうじ》往来《わうらい》して居《を》つた人達《ひとた
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