トフは、自己の芸術の文法を知らず、和声《ハーモニー》に無知であり、仲間の作品から剽窃《ひょうせつ》し、音楽を汚す者であるとして、誹謗《ひぼう》されていた。「あの荒くれ老人……」と呼ばれていた。そしてこうも書いてあった。「われわれはこういう癲癇《てんかん》持ちどもにはもうたくさんだ。われわれは秩序であり、理性であり、古典的均衡である……。」
クリストフはそれを面白がった。
「そうしたものさ。」と彼は言った。「若い者たちは老人らを墓穴の中に投げ込むのだ……。僕の時代には実のところ、六十歳になってから老人扱いをしたものだった。が現今では人の歩みがずっと早い……無線電信や飛行機の世の中だ……一つの時代はずっと早く疲れてしまう……。憐《あわ》れな奴どもだ、奴らだって長続きはしない。大急ぎでわれわれを軽蔑《けいべつ》して日向《ひなた》をのさばり歩くがいいさ!」
しかしエマニュエルはそういうりっぱな健康をもたなかった。思想上では勇敢だったが、実は病的な神経に悩まされていた。佝僂《せむし》の身体に熱烈な魂を包んでる彼は、戦いを必要としていたが、戦いに適してはいなかった。ある種の邪悪な批評に接すると
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