》な仕事にたいして、十分の力をもってはしませんでした。――(救ったのはごくわずかな人数です。救われることを願ってたのはごくわずかな人数です。それにどの子供もみな死んでしまいます。罪のない子供ですが、生まれながら不幸な運命をになってるのです……。)――そして、他人の苦しみをすべて一身に引き受けたその婦人が、人間の利己心の罪をみずから進んで贖《あがな》ったその潔《きよ》い婦人が、クリストフさん、人からどう判断されたとお思いになりますか? 意地悪な世間は彼女をとがめて、その事業から金を儲《もう》けてるのだと言ったり、保護してやった女どもから金を儲けてるとさえ言ったのです。彼女は力を落としてしまって、その町から立ち去らなければなりませんでした……。――独立した婦人たちが現在の社会となさなければならない戦いが、どんなに残酷なものであるかは、とてもあなたには想像もつきますまい。保守的な無情な現在の社会は、自分で死にかかっていまして、残ってるわずかな元気を、他人の生きるのを妨げることばかりに費やしているのです。」
「でもそれは、婦人ばかりの運命ではありません。われわれ男のほうもみなそういう戦いを知っ
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