[いやさしい愛情をいだいてることを、見てとったのだった。そして彼らに、それらドイツの大家連が彼らには他国人と思えるということや、フランス人がまったく愛し得るのは同民族の芸術家をのみであるということなどは、ほんとうではなかったのかと尋ねてみた。
「ほんとうなものですか!」と彼らは抗弁した。「批評家どもがわれわれの代弁をしてるのだと、勝手に自称してるのです。彼らはいつも自分らが流行に従ってるので、われわれまで流行に従ってるのだと言っています。しかし彼らがわれわれを気にかけていないと同様に、われわれのほうでも彼らを気にかけてはいません。彼らはまったく滑稽《こっけい》な馬鹿者どもで、フランス式であるものとないものとをわれわれに教えたがっています、古いフランスの生粋《きっすい》のフランス人たるわれわれに向かってです……。彼らはわれわれに向かって、わがフランスはラモーの中に――もしくはラシーヌの中に――あって、他にはないと高言しています。そしてベートーヴェンやモーツァルトやグルックが幾度か、われわれの炉のほとりに来て腰をおろし、われわれの愛する人々の枕辺《まくらべ》でわれわれとともに夜を明かし、わ
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