てる者らもあった。この新しい教会の長老の一人、他の教会のフランス人らと戦っていた一人の将軍は、ヴェルキンゲトリックスを称揚して反僧侶的な演説を試みた。自由思想派が銅像をささげたこのガリアの首領が、平民の子であったことを祝し、ローマに(ローマ教会に)対抗したフランスの第一人者だったことを祝した。ある海軍大臣は、艦隊を浄化しカトリック派を憤慨させるため、戦闘艦にエルネスト[#「エルネスト」に傍点]・ルナン[#「ルナン」に傍点]という名をつけた。また他の自由精神の人々は、芸術を純化せんとつとめていた。彼らは十七世紀の古典文学を抹殺《まっさつ》し、また神の名でラ・フォンテーヌの物語を汚すことを許さなかった。昔の音楽についても同じくそれを許さなかった。クリストフが実際聞いたところによると、ある過激派の老人――(年を取って過激なのは馬鹿の骨頂だ[#「年を取って過激なのは馬鹿の骨頂だ」に傍点]、とゲーテは言った)――は、ベートーヴェンの宗教的な歌曲[#「歌曲」に傍点]が通俗音楽会のうちに加えられてることを、ひどく憤慨していた。彼はその歌詞を変えよと要求していた。
なおいっそう過激な他の人々は、あら
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