ころが最近になって、政治家らと知識階級の最下級者らとの間に、多少の接近が生じてき、やがて間もなく同盟が結ばれた。思想の絶対支配権を僭有《せんゆう》する新しい一つの力が、舞台に現われてきた。それは自由思想家らであった。彼らのうちに専制政治の完全な一機関を見出したも一つの力と、彼らは結託した。彼らは教会を破壊するよりもむしろ、それに取って代わろうとした。そして実際彼らは、自由思想という一つの教会を作り上げた。特殊な教理問答、儀式、洗礼、最初の聖体拝受、結婚、地方のまた一国の教議会、ならびにローマの万国的教議会、などをもっていた。「自由に思考する」ために群をなして団結しなければならない、それら無数の憐《あわ》れな愚人どもは、実に笑止の至りだった。実際のところ、彼らの思想の自由なるものは、他人の思想の自由を理性の名において禁ずることにあるのだった。カトリック教徒らが聖母を信ずると同じように彼らは理性を信じていた。この両者の人々はともに、理性もしくは聖母というものは、それ自身では何物でもなく源は他にあることを、少しも気づかずにいた。そして、カトリック教会がその僧侶《そうりょ》の軍隊や修道会を備え
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