ま》えり、シオンの娘らは、首を硬《かた》くし、眼を動かし、気取りたる小足にて歩み、足の輪を鳴らせばなりと。
主はシオンの娘らの頭の頂を禿《はげ》となし、その裸の地を見出したもうべし……。
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彼はコレットの素振りを考えて放笑《ふきだ》した。そして機嫌《きげん》よく床についた。それから、自分にとっては聖書も滑稽《こっけい》な読み物となったところをみると、自分もまたパリーの腐敗に冒されたのに違いないと考えた。けれども彼はやはり寝床の中で、そのおかしな大審判者の判決文をくり返し思い出していた。そしてあの年若な女友だちの頭にはそれがどう響くか、想像してみようとした。彼は子どものように笑いながら眠った。自分の新しい苦しみのことはもはや考えていなかった。可もなく不可もないことだ……。彼はそれに馴《な》れていた。
彼はなおコレットにピアノの稽古《けいこ》を授けることはやめなかった。しかしそれから後は、彼女から親しい対談をされるような機会を避けた。彼女がいかに悲しい様子をしたり、怒ったふりをしたり、そのつまらない術策を弄《ろう》したりしても、彼はがんばっていた。二人は不
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