学者や歴史家らのうちに、秀《ひい》でた詩人やりっぱな著作家が現われていた。人々が彼らを他人と区別してるのは、ただその博識によってばかりだった。彼らは完璧《かんぺき》な措辞をもって、古代の遊蕩を語っていた。
最も驚くべきことには、りっぱな人々や真の芸術家らが、フランス文芸界において正当な名声を博してる人々までが、まったく不適当なこの仕事に努力していた。ある人々は他人をまねて、朝刊新聞が切り売りする卑猥《ひわい》なものを書こうと苦心していた。彼らはそれを、一週に一、二回、きまった日に規則正しく生み出していた。しかもすでに数年来引きつづいてることだった。彼らはもう何も言うことがなくなっても、でたらめな無作法な新しいものを頭からしぼり出しながら、やたらに生み出してばかりいた。公衆は食べすぎて、いかなる料理にも飽いてしまい、やがて、最も淫蕩《いんとう》な快楽の想像をもつまらなく思うようになっていた。それでただ競《せ》り上げを、永久の競り上げ――他人よりもまさり自分自身よりもまさろうとする――を、なさなければならなかった。そして彼らは自分の血をしぼり出し、自分の臓腑《ぞうふ》をしぼり出していた。
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