ら割り注]訳者注 北欧神話オシアン中の勇士[#ここで割り注終わり])であった。というのは、この時代にはまだアーサア([#ここから割り注]訳者注 イギリスの物語中の騎士[#ここで割り注終わり])式の人物はいなかったのだから。物語は言う、「彼のためにアラビアの香料を[#「彼のためにアラビアの香料を」に傍点]焚《た》け[#「け」に傍点]。オスカール来る[#「オスカール来る」に傍点]。オスカール[#「オスカール」に傍点]、余はまさに彼を見む[#「余はまさに彼を見む」に傍点]。」人々はちょうどオシアン物語から出てきたところで、典雅といえば皆スカンディナヴィアふうかカレドニアふうかであった。純粋のイギリスふうはずっと後にしかはやらなかった。そしてアーサア式の第一者たるウェリントンは、まだようやくワーテルローで勝利を得たばかりの時だった。
 で、その四人のオスカールのうち、ツウルーズのはフェリックス・トロミエスといい、カオールのはリストリエ、リモージュのはファムイュ、終わりのモントーバンのはブラシュヴェルといった。もちろんおのおの自分の情婦《おんな》を持っていた。ブラシュヴェルは、イギリスに行ってい
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