しくてたまらないといったように、また叫んだ。『そして、ハーキュリーズの肩幅は、どれくらいあったのかなあ?』
『そればかりは、僕にもどうもわからないよ、』学生は答えた。『しかし、僕のよりも、君のお父さんのよりも、また今日《こんにち》われわれが見る、どんな人の肩よりも広かったにちがいないと思うねえ。』
『僕ね、』スウィート・ファーンは、学生の耳に彼の口をくっつけるようにして、小さな声で言った、『巨人の足の指の間から生えた樫の木に、どれくらい大きなのがあったか、聞きたいんだけど。』
『それらは、キャプテン・スミスの家の向うにある、大きな栗の木より、まだ大きかったさ、』ユースタスは言った。
『ユースタス、』とプリングル氏は、しばらくじっと考えたのち、言い出した、『わたしはこの話に対して、作者としての君の誇りを少しでも満足させそうな意見を吐くことは出来ないねえ。どうもわたしは、君にもうこれ以上、古典の神話に手を出さないように、忠告したいんだ。君の想像は、全然|野蛮《ゴシック》趣味だよ。だからどうしても、君の手にかかると、すべてが野蛮《ゴシック》趣味になってしまうんだ。まるで、大理石の像に、絵具を
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