がごろごろと鳴る時には、われわれは、巨人アトラスがハーキュリーズのあとからどなっている声だと思っていいでしょう!
[#改ページ]

     タングルウッドのいろりばた
       ――話のあとで――

『ユースタスにいさん、』大きな口をあけて、話手の足のところに坐っていたスウィート・ファーンが訊き出した、『その巨人の背の高さは、本当にどれくらいあったの?』
『おう、スウィート・ファーン、スウィート・ファーン!』と学生は答えた、『僕がその場にいて、彼を物差で計ったとでも思うのかい? でも、君がもしも是非くわしいところを知りたいというんなら、まあ、まっすぐに立って三マイルから十五マイル、そして、タコウニック山に腰かけて、モニュメント山を足置台くらいにはしただろうと思うね。』
『おやまあ!』その可愛い小さな男の子は、満足したように喉を鳴らしながら叫んだ、『ほんとに、それじゃ巨人だなあ! そして彼の小指はどれくらいあったの?』
『タングルウッドから、あの湖まではあったさ、』ユースタスは言った。
『ほんとに、それじゃ巨人だなあ!』スウィート・ファーンは、こうして長さがはっきりと分ったので、嬉
前へ 次へ
全307ページ中203ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
ホーソーン ナサニエル の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング