っているうちは、彼が今までにやったこと位では、こんなにほめてもらう値打があるとは思えませんでした。
『娘さん達、』彼等が息を入れるために休んだ時、彼は言いました、『あなた方が僕の名前を知ったからには、ヘスペリディーズの庭へはどう行っていいのか、僕に教えてくれませんか?』
『ああ、そんなにお急ぎにならないといけないんですか?』と彼等は叫びました。『あなた――そんなに沢山すばらしいことを仕遂げ、そんなに骨の折れる月日を送っていらしって――少しはこの静かな川の縁でお休みになる気にもなれないんでしょうか?』
 ハーキュリーズは頭をふりました。
『僕はもう出かけなくてはなりません、』と彼は言いました。
『それじゃ、あたし達出来るだけくわしくお教えしましょう、』と娘達は答えました。『あなたは海岸へ出て、「老人《オウルド・ワン》」を見つけて、金の林檎のありかを無理にも言わせなければなりません。』
『「老人《オウルド・ワン》」ですって!』とハーキュリーズは繰り返して、そのおかしな名前を笑いました。
『そして、一体その「老人《オウルド・ワン》」というのは誰なんです?』
『あーら、あの「海の老人」にきまっ
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