言った。
「じゃこれで話がきまった!」とのっぽのジョンが叫んだ。「君は元気よく言ってくれた。で、有難《ありがて》え! 己に助かる見込が一つ出来た訳だ。」
彼は、薪の中に立てかけてある松明のところまでぴょこぴょこ跳んで行って、パイプに新しく火をつけた。
「己の言うことをよく聞いてくれ、ジム。」と彼は元のところへ戻りながら言った。「己は分別のある人間だよ、そうともさ。己は今じゃ大地主の側についてるんだ。君があの船をどこかへ無事に※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]したってことは己にゃわかってる。どんな風にしてやったか、そいつぁわからねえが、とにかくあれは無事なんだ。ハンズとオブライエンとは丸めこまれたんだろうと思う。あいつら[#「あいつら」に傍点]はどっちとも己は大《てえ》して信用していなかったよ。ところでよく聞いてくれ。己は何も訊《き》かねえし、他の奴らにも訊かせはしねえ。勝負のついた時を己は知っている。知ってるとも。それから頼りになるしっかりした若者を知っている。ああ、君は若《わけ》えし、――君と己とが一緒になれぁたんといいことが出来るかも知れねえなあ!」
彼は樽から錫の小杯
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