言葉を忘れはしねえだろな。『とっても(とこう言うんだぜ)、とっても信用しています。』とね、――それからあの人をつねるんだよ。」
そして彼は前と同じような巧みな様子で三度目に私を抓《つね》った。
「それからベン・ガンに用のある時にゃ、どこへ行きゃあ会えるか知ってるね、ジム。今日《きょう》お前さんと会ったあすこだぜ。それから、会いに来る人は手に何か白い物を持って来るんだよ。そして一人だけで来なきゃいけねえ。おお! それからお前さんはこう言ってほしいね。『ベン・ガンにゃあ自分の仔細があります。』って言うんだぜ。」
「なるほど、」と私は言った。「わかったようだよ。君には何か言い出したい話があって、大地主さんか先生に逢いたいのだね。それから、君は僕と会ったあすこへ行けばいるんだね。それだけかい?」
「それからいつ頃? っていうことだな。」と彼は言い足した。「そうさな、正午《ひる》頃から六点鐘頃までだ。」
「よろしい。」と私は言った。「じゃあ僕はもう行ってもいいかい?」
「お前さんは忘れやしねえだろな?」と彼は心配そうに尋ねた。「とっても、ということと、仔細がある、ということを、言うんだぜ。仔細
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