れに、さっき戦争があったろう。でお前さんの仲間が勝ったんだと思うねえ。それでここへ上陸してあの古い柵の中に入《へえ》ってるのさ。あの柵は何年も何年も前にフリントが拵《こせ》えたものだ。ああ、あの人はまったく大将《てえしょう》らしい人だったよ、あのフリントはな! ラムの他《ほか》にゃあ、あの人にかなうものは何にもなかったんだ。怖《こえ》え者なんて一人だってなかったんだぜ。シルヴァーだけは別だがね。――シルヴァーはそれっくれえ気の利いた奴だったよ。」
「なるほど、」と私は言った。「じゃそうかも知れない。そんならそれでいい。それなら僕は一層急いで行って味方と一緒にならなくちゃ。」
「いやいや、兄弟《きょうでえ》、」とベンが答えた。「そうはゆかねえ。お前はいい子だ。違《ちげ》えねえよ。だが、何と言っても、まだほんの子供だよ。ところで、ベン・ガンとなるとなかなか抜目はねえ。ラムに酔ってたってそこへは行かねえぜ、お前さんの行こうとしてる処へはな、――ラムに酔ってたって行かねえとも、俺《わし》がその生れつきの紳士って人に逢って、その人から名誉にかけての約束てえ奴を聞くまではな。でお前さんは俺の言った
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