います。私の主人は――」とここで彼はあたりを見回して、それから声をひそめて言い出した――「背の高い立派な体格の方《かた》ですが、その男はずいぶん小男でございました。」アッタスンは抗議しようとした。「まあ、旦那さま、」とプールが大声で言った。「あなたは私が二十年も奉公していて自分の主人がわからないとお思いになるのですか? 御主人の頭が書斎のドアのところでどの辺まで来るか、これまでずっと毎朝毎朝そこで見ていながら、それがわからないとお思いになるのですか? いいえ、旦那さま、覆面をしていたあの者は決してジーキル博士ではございませんでした、――何者だったかということは神さまだけがご存じです、決してジーキル博士ではございませんでしたよ。で、人殺しがあったのだということは私は心から信じているのです。」
「プール、」と弁護士が答えた。「おまえがそう言うなら、確かめるのが僕の義務になってくる。僕はおまえの御主人の気を悪くしたくないのは山々だし、この手紙を見ると御主人はまだ確かに生きておられるようで大変迷うのだが、私はあのドアを押し開けて入るのを自分の義務と考えよう。」
「ああ、アッタスンさま、それはご
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