わたしの胎を裂いて八人の児を浄めた血で書いて置く。
 日本の女に欧米の例を引いて結婚を避ける風を戒める人のあるのは大早計である。日本の女は皆幸福なる結婚を望んで居る。剛健なる子女を生まうと準備して居る。



底本:「日本の名随筆42 母」作品社
   1986(昭和61)年4月25日第1刷発行
   1988(昭和63)年1月20日第5刷発行
底本の親本:「定本・与謝野晶子全集 第一四巻」講談社
   1980(昭和55)年3月
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:もりみつじゅんじ
校正:菅野朋子
2000年6月1日公開
2005年6月25日修正
青空文庫作成ファイル:
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