確《たしか》である。
北原白秋《きたはらはくしう》君のビフテキも、やはり、うまいのに違ひない。宇野浩二《うのかうじ》君がロオスト・ビフに適してゐることは、前にも何かの次手《ついで》に書いておいた。佐佐木茂索《ささきもさく》君は串《くし》に通して、白やきにするのに適してゐる。
室生犀星《むろふさいせい》君はこれは――今僕の前に坐つてゐるから、甚だ相済《あひす》まない[#「甚だ相済《あひす》まない」は底本では「甚《あひす》だ相済まない」]気がするけれども――干物《ひもの》にして食ふより仕方がない。然し、室生君は、さだめしこの室生君自身の干物を珍重《ちんちよう》して食べることだらう。[#地から1字上げ](昭和二年四月)
底本:「筑摩全集類聚 芥川龍之介全集第四巻」筑摩書房
1971(昭和46)年6月5日初版第1刷発行
1979(昭和54)年4月10日初版第11刷発行
入力:土屋隆
校正:松永正敏
2007年6月26日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正
前へ
次へ
全3ページ中2ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
芥川 竜之介 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング